【家族で健康】偏食はいつから気をつけるべきなのか

健康

生きていく中で食事は絶対に欠かせないことです。小さい頃から食事をとり死ぬまで食事を摂り続けます。

ですが、小さい頃から偏食だったり、食事を楽しめなかったりと問題も多いと思います。今回はそんな問題を解決しつつQOLについても触れていこうと思います。

この記事でわかること
  • 幼児の食事で気をつけることがわかる
  • 食生活とQOLについてわかる
  • QOLの理屈がわかる

食事についての考え

皆さん日頃どのような食事をしていますか。1日どのくらいの量を食べていますか。これまで自分のブログでも食について説明したり、食べ方、食べ物についても説明したりと力を入れてきました。

なぜなら衣食住と言われるように食事は人間が生きていく中で必ず必要なことだからです。

同時に体を作る要素もあり食事というのはとても大事なことです。今回のブログでは改めて食に関することを論文を見ながら書いていきたと思います。

ぜひ参考にしてみてください。先に食事についてのおすすめ本を紹介しときます。

上記の本も参考にしてみてください。なぜその食事は良いのか、悪いのかなどがわかり、メニューも書いてあるので理解しやすいし、料理しやすいです。

偏食傾向の幼児における食習慣・嗜好と栄養摂取状況に関する一考察

この研究では、偏食傾向の幼児の食習慣・嗜好と栄養摂取状況を調査し偏見の関連要因を行い、幼児及びその保護者の心理的・栄養的な支援のあり方を検討するための一助とすることを目的とされています。

つまり、偏食の幼児の関連要因を調べ、幼児と保護者を支援する助けをしようという目的です。

幼児期は一生のうちで身体的にも精神的にも発達・成長が著しく、生活習慣の基礎を確立させる上で重要な時期です。

しかし、平成27年度の乳幼児栄養調査では、約8割の保護者が子供の食事について困りごとを抱えており、偏食もその一つとして挙げられています。

偏食は、食べ物の好き嫌いが激しく特定のものだけを食べることなどと考えられていますが、はっきりとした定義はないです。

また、子供の好き嫌いは成長発達段階での生理現象とされており、いずれ自然に解消するものもあるが、幼児の偏食は虫歯や痩せ、肥満、疲労度の高さなどの健康状態に影響を及ぼすこともわかっています。

幼児の偏食に関する背景要因として、母親の子育て・しつけや母親の業務状況、母親の偏食などが取り上げられています。

日本では特に、幼児期の食生活は主として母親に委ねられており、母親が指導されることが多く、さらに母親の努力不足に偏食の原因が求められることもあります。

また、作った食事を食べてくれないということが母親にとって大きな心配事、ストレスになっていることも報告されています。

2022年今の時代女性が、男性がという区別の仕方はだんだん減ってきましたが、やはり小さい頃からそのようなやり方で育っている人が多い世の中ではなかなかなくならないと思います。

実際家事は母が担当しているところも多いと思います。これから考え方はどんどん変わっていきますが、参考としてみていきます。

調査方法

3日間の食事記録より1日あたりのエネルギー及び栄養摂取量を8打食品成分表2021 栄養 pro クラウドを使用して算出し対象者の平均値と日本人の食事摂取基準2020年版・年齢区分3-5歳の値と比較しました。

また、どの食品群が摂取不足の傾向があるかを見る目的で1日の食品群別摂取量も算出しました。

調査項目は回答者の性別、家族構成、子供の性別、年齢、出生順、兄弟数、偏食について大変と感じること、食生活や嗜好についてです。

調査対象者は保護者7名とその子供7名です。

調査結果

偏食の傾向について

偏食について大変と感じることに対するフリーコメント回答として7名中4名が野菜を食べないとの記述がありました。

その他1名のみの回答については強制すると吐く、初めての食材を受け付けない、野菜を食べないので便秘、毎日同じようなものばかり食べる、好きなものばかり食べる、味付けによって食べないと記述されていました。

食生活全般について

食生活全般に関するアンケート項目の回答については「子供が食事を楽しんでいるか」という質問では、はい(2名)いいえ(2名)どちらでもない(2名)ほとんどない(1名)でした。

「孤食の有無」については、ほとんどなし(6名)いつも(1名)でした。

「食事時間」については、食事時間はほぼ決まっている(7名)「夜9時以降食事をとるか」については全く無し(6名)ほとんど無し(1名)「欠食の有無」については、ほとんど無し(1名)全く無し(6名)「外食頻度」については全く無し(1名)週に1回以下(6名)でした。

嗜好に関する質問については、「好きな食べ物」では、7名中4名が麺(うどん)や、ご飯・パンなどの穀物をあげていました。

好きな味については醤油味と回答した者が7名中3名と1番多かったです。

「嫌いな食べ物」では、野菜全般という回答が7名中4名と多く、「嫌いな味」については酢や酸味をあげているものが7名中4名と多かったです。

栄養摂取状況について

詳しくは省きますが、平均に比べて対象者はほとんどの項目が標準より摂取しすぎていて、逆にビタミン系は平均より少なかったです。

g数に関しましても、ほとんどの項目が標準より少なかったです。しかし、お菓子類や、調味料・香辛料類、肉類は多いという結果が出ました。

考察

繰り返しになりますが、今回の研究では偏食傾向にある幼児とその保護者を対象に、食習慣及び食嗜好と栄養摂取状況について調査を行なったものです。

7名という対象者が少ない中ですが、偏った栄養と偏った食事量をとっていることがわかったと思います。

やはり多くの人が考える通り、偏った食事をすると栄養バランスが崩れ良くないです。

特に小さい頃は体を作る期間ですから、気をつけないといけないです。この7名という少ない対象者ですが、結果から以下のことがポイントだということができると思います。

ポイント

  • 嫌いな食べ物については野菜全般、味については苦味・酸味などが多い
  • 栄養に関しては、たんぱく質、ビタミン類、カルシウムが不足している傾向が見られた
  • 好きな食べ物は穀物が好きな傾向がある
  • 食事を楽しんでいるの幼児が少ないことがわかった

食事を楽しむため、料理レシピを増やすためにおすすめの家電があります。このブログでは何回かおすすめしていますが、低温調理器です。

低温調理器で調理することで、今までできな方レシピができたり、栄養を壊さずに調理することができます。また、置いておけばできるので手間もかからずあと一品などに使えたります。

食生活とQOL :医療の側から覗くとどう見えるのか

皆さんも知っての通り、栄養管理の重要性が再認識されてきています。慢性疾患では栄養が重要であることは前提としても、より食生活、特にそのQOLという側面が大切になると考えられます。

日本人における疾病構造が、急性疾患から慢性疾患型へと変化してきたことも、医療が食生活とは対極ではいられなくなってきた理由です。

急性疾患とは急激に発症し、経過の短い疾患です。脳卒中、急性心筋梗塞、咳、痰、息切れ、不整脈など

慢性疾患とは急性疾患の対義語で治療や経過が長期に及ぶ疾患の総称です。認知症、骨粗鬆症、生活習慣病など

長期に渡り慢性疾患の診療に関わった医者がまとめた論文です。

Crohn病の患者さんを診療して感じたこと

Crohn病とは、消化管に炎症を繰り返す原因不明の慢性疾患です。20歳代前半が発症のピークであり、腸管外まで炎症が及び、膿瘍(膿瘍)・瘻孔形成(ろうこうけいせい)や消化管狭窄を伴い、かつては手術を繰り返すと短腸症候群を来すことも多かったです。

2020年以降は生物薬剤の発達により、疾患活動性を強力に抑える治療法が確立して手術に至る患者は大きく減少しています。

成長期の子供には今でも治療法として推奨されています。しかし、成人では、薬物による治療がより強力に炎症を制御することから、現在ではあまり用いられなくなっています。

強力な生物薬剤を使用しながらでも食事は自由に摂りたいと考えるのは普通のことだと思います。

生物薬剤とはバイオテクノロジー(遺伝子組換え技術や細胞培養技術)を用いて精製された薬剤

実際に疾患特異的なQOLのスコアは、生物薬剤の使用で大きく改ざんすることが報告されています。

神経・筋難病の患者さんから感じたこと

筋萎縮性側硬化症(ALS)や筋ジストロフィー患者のQOLについて、病院管理者として考えさせられることも多かった。

一般的に広く使用されている健康関連QOL評価指標であるSF-36を、身体機能が進行性に失われていく神経・筋難病患者に対して用いるとき身動きが自身では全く取れないため極めて低いQOLの状態で判断されてしまうことが多いです。

SF-36とは世界で最も広く使われている自己報告式の健康状態調査表のこと

一方人工呼吸器を着装した筋ジストロフィー患者のQOLに関して複数の評価指数を用いて検討すると、関わっている医療者と患者では評価に乖離(かいり)があり、予想以上に患者は高いQOLを保っていると考えていることが報告されています。

動けないことが必ずしもQOLを下げてないことや主観的な価値観が重要であり、またそれが刻々と変化していくことがわかってきています。

考察

最初にも書いた通り、この論文は医者がまとめたものとなっています。

なぜQOLが思ったより低くないのかというと、やるべきことが明確にあるからだと考えられます。

QOLの向上につながるのは何もない日を過ごすより明確な日を過ごすことが必要です。

知っているかもしれないですが、死のことを考えるとQOLが向上します。なぜかというと死という最終を考えることで自分にとっての優先順位がはっきりするからです。

平均寿命も長く、長い日々を生きていると死ぬことについて考える時間はかなり少ないともいます。ですが、死のことについて考えることで終わりがあると再認識できます。

この考え方ではなくても、自分の優先順位をつけることが大事なので方法は数多くあると思います。

下記は死や考え方についておすすめの本です。

ちょこっと心理学

目標勾配(コロンビア大学ビジネススクール)

あるコーヒショップでスタンプカードを使った実験をしました。

Aパターン、コーヒーを10杯飲むと1杯無料になる。

Bパターン、コーヒーを12杯飲むと1杯無料になる。ただしスタンプは最初から2個押してある。

つまり、合計のスタンプ数は10と12だが、2個押してあるのでカードに押すスタンプの数はどちらとも10個になる。

結果はBパターンのカードをもらった人はAパターンの人よりもはるかに多く無料の1杯を手に入れた。

つまり、ゴールまでどれくらい遠いかではなく、どれくらい近いかの方を意識してみると良いということですね。

どれくらい近づいているかのフィードバックを大切にしてみましょう。

よくある質問

Q,結局朝ごはんを抜くか抜かないかどちらが良いのですか?

結論から言うとどっちかに絞ることです。逆にダメなのが朝ごはんを食べたり、食べなかったりすることです。

朝ごはんを食べるメリットとしては朝ごはんを食べることで脳にエネルギーを与え脳と体を目覚めさせます。他には体温を上げようとしてくれます。

朝ごはんを抜くメリットとしては食事を取らない時間が増えることにより、胃腸を長く休ませることができます。そうすることで、細胞が生まれ変わったり、腸内環境が良くなり便秘解消や肌がキレイになったりします。

どちらもメリットはありますが、僕は朝ごはんを抜いています。細胞が生まれ変わる方が体の調子が良くなり、病気の対策にもなると考えられるからです。

Q,おすすめの調理方法はありますか?

熱したら栄養素が壊れると言う話をよく聞きますが、熱すると出てくる栄養素もあります。つまり、どの調理法にも正解はない当ことです。

正解はないですが、食材それぞれの栄養素はあるのでそこでバランスを取るのが良いと思います。

しかし、揚げ物は体に良くないのは確実です。食材が油に包まれている状態ですから。

おすすめの調理としては低温調理器でする料理です。幅も広がるし、栄養素もほぼ食材本来のまま食べられるのでおすすめです。

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございます。他の記事も参考にするとより効果的になると思います。

また、このサイトではおすすめ本も紹介しています。

おすすめ本では読むことで人生の役に立つような本を紹介しています。実際僕が読んでお勧めできるという本しか紹介していません

よければ見てください。

また、これはどうなの、これについて書いてほしい、質問等あれば問い合わせからお願いします。

このサイトが皆さんの人生を少しでも豊かにできれば幸いです。