「悩む前に考えることがあった」上手な悩みの解消法とは

科学

皆さん日頃物事を考えることが多くあると思います。このブログでもどう考えればベストか、どのような考え方がるのかを書いてきました。

でも、考えたり、悩んだりする前にもう一つすることがあります。それが多様性という言葉を知ることです。この多様性を知ることで、考えたり、悩んだりする力を楽にすることができます。

この記事でわかること
  • 考えたり、悩んだりするまえのステップがわかる
  • 自分が無意識にしていることがわかる
  • 無意識に何が起こっているのかわかる

多様性の目的

なぜ多様性が必要なのか。それは死角を無くすためです。死角を無くすとは物事を多方面から見るということです。

物事を多方面から見る事によって偏見を無くし多くの考え方を生めます。

実際何かが起こり対立していても、その両者ともが自分は間違っていないと思っていることが多いです。

皆さんも経験あると思いますが、友達と意見が分かれた時など、どうしても納得できない、自分の意見の方が良いと思っていても口に出せずそのまま進み、結局自分の意見を言えばもっと上手くいったと思うことがあると思います。

しかし、相手側はその意見を考え出せずに自分の意見のまま進んでいると考えられます。

つまり、意見を言えなかった事に対して2つの意見から考えるのではなくて1つの意見からしか考えてない状況です。

今の話は極端ですが、イメージはできるかと思います。こういうことが起きるのを防ぐために、多様性が必要にななることがわかると思います。

多様性についてのおすすめ本はこちらからどうぞ。

多様性が必要な場合

先ほどか軽く触れましたが実際多様性が必要な場合はどのような場面が多いのかを説明していきます。

結論から言ってしまうと考えが必要な時です。こんなことわかっていると思っている方もおられるかもしれないのですが、念の為見てみてください。

例えば、サッカーのことを考えるときにサッカーの監督、コーチ、トレーナーと専門の人だけを集めた場合と、ラグビーのコーチ、陸上のコーチ、サッカーのコーチ、など多方面から集めた方が良いのかどちらだと思いますか。

話の流れでわかると思いますが、多方面から集めた方が良い成績を残す可能性が高いです。当たり前ですが、この時はサッカーの話をしているのでサッカーの監督、コーチは必須です。

なぜこのような現象が起きるのかというと、これも最初に説明した通り、サッカー専門の人を集めると似たような考えのみになってしまいます。

しかし、多方面から人を集めるようにすると、サッカー専門の人で話すより意外な意見を聞ける機会が多くなります。

つまり、専門家だけ集めるとみんなが似たような考えをすることで100ある考えの中、30をみんなが考えみんなが言っているから合っていると考えるのに対して

多方面から集めると、100ある考えの中100近くを考える可能性が高くなり考えを検討できるので、より多くのアイディア、戦略が生み出せます。

この話をまとめると、専門の人だけを集めると似たような考えのみになり、多方面から集めると複数の考えが出てくるということです。

多様性が必要ない場合

ここまでの話を聞き、多様性が大事だということは薄くでもわかっていただけたと思います。しかし中には多様性が必要ない時もあるのではと感じ方もいると思います。

実際多様性が必要ない場合もあります。それは、単純なことをする時です。こう書くと怒られるかもしれませんが、走りなどです。

例えば、200m走は多様性があろうとなかろうと結果が変わるとは考えづらいです。

ウサインボルトが走る方がどう考えても早く走れます。ここで言いたいのは正解と間違いの二択しかない場合多様性は必要ないと言えるということです。

無意識による事態

少し勉強していたり、僕のブログを読んでくださっている方がいればわかるかもしれませんが、人間は無意識にあらゆることをしています。

1日の80~90%は無意識で動いているほどです。会社に出勤するまでの道のり、時間があれば携帯をいじってしまう行動、手の仕草、足の仕草などかなり多くが無意識に支配されています。

大体考えれば分かるのでこれくらいあるとすれば、無意識に多様性をなくしている事態も考えられます。

次は実際どのような状況や行動で無意識に多様性をなくしているかを説明していきます。意外に身近にあるかもしれないので気をつけてみてください。

無意識の行動心理学について知りたい方はこちらからどうぞ。

エコーチェンバー現象

一つ質問がるので考えてみてください。人数の多い集団の中でいるのと人数の少ない集団の中にいるのではどちらが、多様性が身につくと思いますか。

この質問が出る時点で意外な答えということが分かってしまいますが、人数の少ない集団の中にいる方が多様性は身に付きます。

この現象をエコーチェンバー現象と言います。なぜこの現象が起こるのかというと、人数が多い集団の中にいると自分に似た思考の人と関わってしまうからです。

人間は自分と考えが似ている人と関わりを持っていきます。そちらの方がストレスが少ないからです。人数が多いと残対的に見れば多様性は多いのですが、それだけ選択肢が増えるということなので、自分の考えに似た人を探してしまいます。

しかし、人数が少ない集団では、選択肢が少なく誰とでも仲良くならなければいけない状態になります。そうすると自分とは考え方が違う人が周りにいたり、似てるけど少し違う人がいたりと、多様性を得ることができます。

無意識でこれだけの差が出ていることが知れたので、逆に意識してみて、自分とは考えの違う人に合ってみたり、関わったりしたりするのが良いかも知れません。

人種差別

この人種差別は誰もが学んだことだと思います。実際していないつもりでもまだ無意識下に残っています。

実際の研究として、成績が同じ白人と、黒人の場合白人の方が60%近く多く採用されることが分かっています。

採用する側は意識していないと最初に答えたにもかかわらずこの結果になっています。

この無意識をなくすために海外の番組を見たことがあると思います。審査員が後ろ向きに座っていて、パフォーマンスの人たちが披露して、気になったら席を前向きにパフォーマンスを観れるという番組です。

皆さんも何かしらの形で見たことがあるのではないでしょうか。あの座席の仕組みはこのような無意識下の差別をなくすために行われていると考えれます。

日常的に考えるのは、入れ墨が入っていたら怖い、金髪の人は怖いなどが考えられます。もちろん人により無意識の考えられることは違いますが、生きてきた環境によって染みついてしまっています。

無意識下のっ差別や偏見をなくすため、人に合った時などの自分がなぜそう思ったのかを考えてみると、第三者からの目線を持てるのでおすすめです。

平均値を信じすぎてはならない

ほとんどのことに平均値は存在していますが、平均値に頼りすぎてはいけないということを再認識してください。

平均値というのはmax~minまでの間なので、100に近い人もいれば0に近い人もいます。つまりそこの中間に合わせたところで上の人は下の人に合わせて、下のひとは上の人に合わせる少し無理な状況にしてしまいす。

つまり、大事なのは自分に合っているものを見つけるということです。

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました。実際に何かをするときは多様性を求められることが多いと思います。

さらに今の世の中では、答えのないことの方が多いです。この考え方はさわりでしかありませんが役に立てることはできると思います。

皆さんの役に少しでも立てれば幸いです。何か話あらないこと、知りたいこと、質問などあれば問い合わせからお願いいたします。