株をはじめてみたいと思っている人は多いでしょう。しかしいざはじめようとすると、どのようにはじめればよいのか、利益の出し方はどうすればよいのかなど気になることが多いはずです。
これから株のはじめ方、株をはじめる際の注意点、利益の出し方、どのくらい儲かるのかなどを解説していきます。株をはじめる際の参考にしてみてください。
- 株の始め方
- 株の利益の出し方
- 株の注意点
株式投資とは
株式投資とは株式会社が発行する株式を売買して、配当金などの利益をだす資産運用のことをいいます。
株式投資では配当金、値上がり益、株主優待などがもらえるというメリットがあります。
その中でも値上がり益がオススメです。値上がり益とは株価が安い時に株式を購入して、値上がりした後に株式を売却して得た利益のことです。
値上がり益は仕組みが簡単なので、初心者でも株式投資を楽しむことができます。
株価は値上がりするだけでなく、値下がりすることもあります。株式投資には価格変動というリスクがついているのです。
株式投資をはじめるときは価格変動が起きて株価が急落しても、生活に支障が出ない範囲の資金ではじめてみましょう。
そうすることでリスクを回避することができます。
株を始める時はルールを決めること
株のはじめ方
それでは実際に株をはじめるときは、どのような流れなのでしょうか。これから株の始め方を下記順番で紹介します。
株の始め方
- 証券口座で口座を開設する
- 証券口座に資金を入金する
- 買いたい株を選択する
- 株を購入する
- 株を売却する
証券口座で口座を開設する
株式投資をはじめるためには、まず証券口座で口座を開設する必要があります。
銀行の預金口座を持っているだけでは株式投資をはじめられないので、注意が必要です。
口座を開設する際は、一社だけでなく複数の証券会社で解説することも可能です。
また、口座開設は無料でおこなえます。どの証券会社にすればよいのか迷ったときは、気になった証券会社で、とりあえず口座を開設すれば問題ありません。
証券会社にはインターネットで売買が終了するネット証券と、営業担当が対面で対応してくれる店舗型があります。
株式投資の初心者であれば、スマートフォンから簡単に注文ができて、取引手数料が安いネット証券がオススメです。
おすすめはSBI証券
証券口座に株を買う資金を入金する
証券口座で口座を開設したら、次に証券口座に株を買う資金を入金します。
入金方法はATMや銀行窓口から振り込む方法や、インターネットから入金する方法があります。
インターネットの入金では証券口座への即時反映ができたり、振り込み手数料が無料だったりと使い勝手がよいことが特徴です。
他にも使いやすい機能があるかもしれないので、自分が利用する証券会社のサービスを確認するようにしましょう。
入金する金額はいくらからはじめても構いません。さらには余裕を持った資金を入金しておけば、購入できる株の銘柄数が増え、さらなる収益に繋げられます。
インターネット振込がオススメ
買いたい株を選択する
証券口座に株を買う資金を入金したら、次に買いたい株を選択しましょう。
自分が購入できる範囲の株価で、今後値上がりしそうなものを選ぶのです。
しかしどの株が値上がりするかを予測するのは、初心者にはハードルが高いです。
その場合は、普段からよく利用するお店や、気に入っている商品を提供している会社などから株を選ぶのがオススメです。
このようにまずは興味がある企業の株を選ぶようにすれば、選択する際に悩まなくなるでしょう。
そして証券口座への入金が完了したら、いつでも株を購入できる状態になります。
一つの指標としてS&Pインデックスファンド内の株を買うと良いかも
株を購入する
買いたい株を選択したら、次はいよいよ株を購入しましょう。
株の購入方法には、指値(さしね)注文成行(なりゆき)注文の2種類があります。
指値注文は希望する売買価格を指定して注文する方法です。
自分が売買したい価格で株式を購入できるというメリットがあります。ただし株価が指定した価格まで変動しないと注文できないので注意が必要です。
成行注文は売買価格を指定しないで注文する方法です。
注文してから売買が成立するまでのスピードが速いというメリットがあります。変動の激しい株価を選ぶと、想定外の売買価格になるので注意しましょう。
株の売買が成立すると、証券会社から「取引報告書」が郵送されます。もしくは電子書面で交付される場合もあります。
株を購入した後は、株の長期保有で売買差益(さえき)を狙ってみましょう。
なお売買差益とは売買の結果や、価格の改定、為替相場の変動などで発生する利益のことです。
株の長期保有の他には、株を短期売買して売買差益を積み重ねる方法もあります。自分にあった方法をみつけて、株を運用してみてください。
株は長期保有がオススメです
株を売却する
株を購入したら、今度は株を売却してみましょう。
まずは売却したい株の銘柄を選びます。次に売買したい株式の数量を設定しましょう。
そして株を購入するときと同様に、指値注文、もしくは成行注文を選びます。
成行注文を選んだ場合は、株を売りたい投資家が提示する株価の中で、一番高い価格で売却することになります。
売りたい価格が決まっている場合は、指値注文を選ぶようにしましょう。
短期売買の場合と長期で違いますが、どのような状況になったら売るかを決めておくことが大事です
株をはじめる際の注意点
証券口座に余裕を持った金額を入金するようにしましょう。ほとんどの証券会社では、証券口座から直接出金できません。いったん銀行口座に出金する必要があるのです。
そのため証券口座の出金ではタイムラグが生じます。銀行口座のように必要なときにすぐ引き出すことができません。
何が起きても大丈夫なように、証券口座に余裕を持った金額を入金しておきましょう。
また出金手続きは余裕を持って行うことがオススメです。
株にハマるのは危ないかも(短期売買に限る)
株は数万円から50万円ではじめるのがオススメ
株をはじめるときに何円から利用すればよいのか悩む人もいるでしょう。
どの企業の株をどのように購入するかによっても、用意するべき金額が異なってきます。
もし何も決まっていないようであれば、数万円から50万円程度あれば十分です。
50万円用意すれば、ほとんどの企業が株を購入する対象に入ってきます。
対象が多ければ、普段の生活でよく利用する商品やサービスを提供している企業の株を発見しやすくなります。
またいきなり50万円を用意するのが難しい場合は、数百円から数万円で購入できる株を選ぶのがオススメです。
数千円でも買えますので心配なく
利益の出し方
株式投資をはじめて利益を出すにはどのような方法があるのでしょうか。それを知ることで、株式投資をより楽しめるようになるはずです。
これから株式投資の利益の出し方の、つみたてNISAで長期投資、配当金を受け取る、テンバガー銘柄を狙う、株主優待の特典を活用、などについて解説していきます。
つみたてNISAで長期投資
株式投資で利益を出すために、つみたてNISAで長期投資をしてみましょう。
初心者や少額投資を行う人には、長期投資が相性よいといわれています。
株式投資に慣れていない人は、短期的な視点で上がるのか下がるのかわからない株価を常に追うのは難しいと言われています。
また短期的に多くの資金を準備するのは難しいですし、短い期間でまとまった資金を投資するのはリスクが大きいです。
投資初心者は、長期的にみて株が上昇傾向にあるのかどうかを追うほうが向いているのです。
つみたてNISAなら、毎月少額を積み立てることが可能です。
また株価が下落したときは多めに、上昇したときは少なめの株数が購入できる点もポイントです。
初心者でも一喜一憂せずに利用できるので、つみたてNISAでの長期投資は初心者に向いています。
2024年1月から新NISAが始まりますので要チェック
配当金を受け取る
配当金を受け取るというのも、株式投資で利益を出すための方法です。
配当金とは、株主に分配される現金配当のことです。企業は株主に対して、企業の利益の一部を配当金として還元することがあります。
主に決算期に配当金が出る企業が多いです。
配当は1株当たり十数円から数百円なので、それほど多い金額ではありません。
しかし元本となる株が減らない状態で、株を保有しているだけで毎年配当金を受け取り可能なのは嬉しいポイントです。
なお、企業の全てが配当金を実施しているわけではないので注意が必要です。
僕の場合は配当金は再投資です
テンバガー銘柄を狙う
株式投資で利益を出すために、テンバガー銘柄を狙うようにしてみましょう。
株価が10倍以上になる大化け銘柄のことを、テンバガー銘柄といいます。テンバガー銘柄の語源は野球のスラングです。
テンは英語で数字の「10」、バガーとは野球のスラングで「塁打」を意味します。
直訳すると「10塁打」という意味になります。常識では考えられないほどの現象を表しています。
テンバガーは時価総額が比較的小さい企業で発生しやすい傾向にあります。
これらの銘柄の中には、投資家から注目されていないものも多くあるため、低い水準の株価で放置されている銘柄もあります。
その結果、大きな株価材料が現れた際には高騰する可能性があります。
しかしテンバガー銘柄は、ときにより激しい値動きをしながら価格が変動します。
テンバガー銘柄を発見するには、熟練した金融リテラシーが必要になります。
投資初心者は、まずは手堅い銘柄を追うのがオススメです。経験をつんだうえで株価の読みが鋭くなってきたら、慎重にテンバガー銘柄を探ていきましょう。
これは難しいので僕はやめました
株主優待の特典を活用
株主優待の特典を活用するというのも、株式投資で利益を出すための方法です。
一部の企業では配当金以外で、株主優待を出しているところもあります。
株主優待では、自社製品やサービス、もしくは金券などを配布しています。
配当金と同じで元本となる株が減らない状態で、株主優待を繰り返し受け取ることが可能です。
また株主優待の内容は、保有している株数によって変わることもあります。
だいたい100株以上1年以上保有が条件のところが多いですね
株でどのくらい儲かるの?
株式投資で得られる利益は大きく分けて2種類あります。
- キャピタルゲイン
- インカムゲイン
キャピタルゲインは株式や債券、投資信託などを売却することによって得られる売買差益のことです。
インカムゲインは資産を保有していることで得られる収入のことです。
債券や預貯金の利子、投資信託の収益分配金、株式の配当金などがこれにあたります。
そのため算出できる利益率はひとつだけではありません。株式投資では定期預金よりも高い利益率が期待されています。
キャピタルゲインの平均利益率は年間で5%前後といわれています。
運用期間が中長期になると、4%から7%前後が目安になるでしょう。
インカムゲインの利益率は、東証一部に上場している有配会社(配当金を支払っている会社)の平均利益率は2.25%です(2020年7月時点)。
なお東証二部上場有配会社の場合は、2.51%と東証一部よりも高くなっています。
株によってどのくらい儲かるのか確認したいときは、このような平均利回りを参考にすることがオススメです。
インカムゲインをメインに
株の平均利益率は5%株式投資で利益を出そう
株のキャピタルゲインの平均利益率は5%前後でした。この平均利回りを参考にして、自分がどのくらい儲かるのか確認するようにしましょう。
株式投資は数百円程度からはじめることができます。
しかし、株式投資をはじめる前に、ある程度の基礎知識を身につけておくことも重要です。
情報は株式投資の心強い武器になってくれるはずです。
そして少額投資からはじめて、徐々に株式投資の感覚をつかんでいくことがオススメです。
今回の株についてのおすすめ本は下記です。
よくある質問
企業の株価が影響を受ける主な要因は何ですか?
企業の株価はさまざまな要因に影響されますが、主な要因には企業の業績、産業全体の状況、金利の変動、経済指標、および国際的な出来事が含まれます。
優待株とは何ですか?
優待株は、一般の株式よりも優れた権利を持つ株式のことです。通常、優待株主は通常の株主よりも高い配当を受け取る権利や、企業の意思決定において優遇される権利を有します。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます。他の記事も参考にするとより効果的になると思います。
また、このサイトではおすすめ本も紹介しています。
おすすめ本では読むことで人生の役に立つような本を紹介しています。実際僕が読んでお勧めできるという本しか紹介していません
よければ見てください。
また、これはどうなの、これについて書いてほしい、質問等あれば問い合わせからお願いします。
このサイトが皆さんの人生を少しでも豊かにできれば幸いです。