「今から取り組めることもある。知らなきゃ損」疲れが取れない原因

科学

皆さんは休息を取れているでしょうか。

時代の変化が激しい中休息をとるのはなかなか難しい状況だったり、あまり取れなかったりするのではないでしょうか。

そもそも休息と言われて何を思い浮かべますか。

恐らく、『寝る』『休む』『ボーとする』だと思います。

このブログで紹介するのは、休息とは『身体の休息』『脳の休息』があり脳の休息の方が難しく大事だと言う事です。

この記事でわかること
  • 脳を休息させる方法を知ることができる
  • 場面で使える休息方法がわかる
  • マインドフルネスを知ることができる

脳の休息とは

そもそも脳はなぜ疲れるのか。その理由としてDMNが大きく関連しています。

DMNとは考え事などをしていないのに使える回路のようなものを言います。

例えば、何も意識していないのに過去の失敗や、未来ではこうなるだろうなと考えている事があると思います。

DMNが消費するエネルギーは60%〜80%です。どれほどかと言うと物事を考えるときに使うエネルギーは5%なのでこのことをイメージしてもらえると想像しやすいと思います。

では、DMNを改善するのが大事だと分かってどうやって改善すれば良いかと言うとマインドフルネスです

マインドフルネスとは

先ほど、過去や未来のことを考えていると言いましたがその心ここに在らずの状態今現在に注意や意識を持ってくることでこのブログでは@瞑想@という表現で表します。

科学では『最高の休息』として用いられます。

場面によって方法はいくつかありますが、共通点として今自分がここにいるということを大事にします。

DMNにより過去と未来を行き来することを減らす事がエネルギーを消耗しないことにつながります。さらに瞑想は疲ない脳を作っていくということにも繋がります

マインドフルネスを続けると集中力も上がります。集中力に関してはこちらからどうぞ。

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瞑想方法

瞑想の共通点は先ほども書いたように「今自分がここにいる」という感覚を大事にします。各場面でそれをどう感じていくのかを説明していきます

食事の時に使える簡単な方法

食事の時にやるのかと思う人もいたかもしれませんが、もちろん変わったことをする必要はなくむしろ行なっていることすら気づかれないと思います。

その方法とは、今自分が食べているものを初めて食べると思って食べるだけです。

食べながら、「味」「喉を通る感覚」「自分の今の呼吸」も同時に意識したら感じる事ができてきます。

意識するだけでここで今起きていることを脳が鮮明に覚えて今を意識していくようになります。

歩いているときに使える方法

このブログを読んでいる皆さんならもう察しがついていると思いますが、自分が今歩いている感覚を意識するだけです。

「どちらの足を先に出したか」「手の動きはどうなっているのか」「呼吸はどうなっているのか」を意識します。

マインドフルネス(瞑想)は疲れにくい脳を作る理由

この理由として関係してくるのが前頭葉と扁桃体です。

簡単に言うと前頭葉は理性扁桃体は感情です。

本来は何かあったときに感情的になるのを抑えてくれるのが前頭葉の役割ですが、マインドフルネスを行うことにより前頭葉と扁桃体をフラットな関係にする事ができます。

そうすることで、バランスが取れストレスを抑える事ができます。

脳の回復

脳の回復にとって欠かせないのは睡眠です。睡眠する前にすると良いことを起きてからすることを書くので参考にしてみてください。

起床の時間を一定にすること。体内時計のリズムを脳に覚えさせるためです。

適度な運動をすること。適度な運動は睡眠を助けてくれます。

寝る前の食事を避ける。寝ている時に消化にエネルギーを使わないためです。目安としては寝る2時間目に済ませるのが理想です。

寝る場所は安心できる状態を作っておく。心配はないと脳におぼえさせ副交感神経を優位にするためです。

寝る前に悩み事を全て紙に書き出す。悩みは脳を休ませてくれません。紙に書くことでスッキリする事ができます。

朝起きたら日光を浴びる。リズムができやすくなるからです。

プラスワン

オンとオフの切替合図を自分の中で持つこと。脳にどんな時に仕事をしてどんな時休息するのかを覚えさせます。

自然に触れる。仕事、日常からの解放を促進してくれます。

美に触れる。脳の報酬系を刺激してくれます。

没頭できるものを持つ。これもまた脳の報酬系を刺激してくれます。

レジリエンス

レジリエンスとは元々物理の言葉で物体に圧力が加わった時に物体が変形した時元に戻る力のことを言います。つまり回復力のことです。

レジリエンスをこの休息の中で考えるにあたって大事なことは、負荷がかかっても抵抗がかかっても折れない心を持つことです。

楽観性

楽観的でいることはとても大事なことです。楽観的でいることにより脳の前帯状皮質に変化が見られます。

この前帯状皮質はうつ病などの人に問題が見られる部分です。楽観的でいることにより、物事を前向きに捉えストレスを減らす事ができます。

ソーシャルサポート

ソーシャルサポートとは人との繋がりのことです。自分と同じ経験、同じ悩みを抱えている人が支えあっていくことで、ストレスホルモンを抑制してくれます。

ボディスキャン

これは体に痛みがるときや寝る前に使うこと良いです。

やり方としては、まずは寝転がり、意識を呼吸に向けます。その後、その意識を体全体に向けます。その後痛みの部分に意識を向けます。これを10分くらい行うと効果的です。

最後に

幸せとは遺伝子で48%も決まっています。残りの52%がどうやって決まるかというと、財産や社会的地位では10%程度しか関わりがなく残りの48%は自分の心の持ちようで決められる事が分かっています。

48%を大きいととるか小さいととるかは人それぞれだと思いますが、この48%を生かすために休息は欠かせない事だと思います。よければ参考にしてみてください。