
今回は前回に続き話している時に何が必要で、相手は何を意識して聞いてほしいかをメインに話していきます。もちろん自分以外の考えは誰にも知ることができません。しかし、予測したり、統計に従って話すことでより良い会話ができるのは皆さんも知っていると思います。
話すのが好きな人、話していて面白い人は何を意識しているのか、自分とは何が違うのかを知ることで自分の向上と、知ったことにより周りに影響を与えられるかも知れません。よければ読んでみてください。
- 話すときに必要なことがわかる
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会話を受け取るための4つの技
友達や親友と会話するときにもっと会話を弾ませたいな、どうやったらもっと話してくれるのだろうと思うことがあると思います。
そんな時に意識して欲しい4つのことがあります。それは価値観を認めること、本能を避けること、sonarの意識、人間味のある会話です。
これらを意識することで今より会話する技術、聞き取るための技術を向上させれます。
最初はこんなことも意識しないといけなかったとか思うことがあるかと思いますが、意識し続けることで習慣になり労力をあまり使わなくなるので興味のある方はぜひ試して見てください。
価値観を認めること
価値観を認めるということは相手の価値観を認めるということです。
相手の価値観を認めることで、相手の行動の基礎になっている部分、より深層にある心理を明らかにしてくれます。
それを理解することで、相手との結びつきを形成でき、さらに多くの情報を引き出せます。
相手の価値観を知るためには相手を知ることが大事です。
こんなこと言われても当たり前だと思うかも知れませんが、意外にできてなかったりもします。
人間は相手に言われたことをやらされたり、することが嫌いです。前回の記事にも出しましたが自律性を大切にしないとなりません。
つまり、外部からの価値ではなく、内部の価値に基づ苦ことを意識しないといけないということです。
例えば、携帯ばっかり触っていて、親に怒られてもやめない子供は多いと思います。この状況では言われてからやめるという形になってしまいます。
そうではなく、子供にいつ終わるの?という形にすれば内部的に、子供の価値を大切にしながら終えれます。
相手の価値観は相手しか知らないので、自分の価値観を押し付けての考え方や言動は控え、話すときは相手が主であることを意識してみたら、相手の価値観を大切に意識しやすいと思います。
本能を避ける
これも先ほどと似ていますが、僕たちは何か聞くとすぐアドバイスを与えたり、批判したりという誘惑を感じてしまいます。
例えば、禁煙ができないと聞くと、タバコの害を説明して、やめた方が良い理由を説明してと、やめるように説明してしまいます。
これが本能です。しかしこれを避けないと先ほどと同じように、自律性を大切にしていないといえてしまいます。
本能をさけ相手を助けるためには、自分自身で解決策を導き出せるようにした方が良いいうことです。
そんなこと知っていると思われるかも知れませんが、わかっているようでわかっていないことだと思います。ぜひ意識して見てください。
例えば先ほどあげた禁煙の話をしてきた友達に、タバコの害を説明するのではなく、まずなぜやめられないのかを聞き相手に話させます。
そうすると相手も改めてなぜやめられないのかを自分で知ることができます。それを繰り返していくことで相手が最終的な判断を下せるようになります。
これは、自分が話し相手なので相手も意識できるようになったというふうに捉えれます。
このような形の話し方を意識すれば自ずと結果はついてくると思います。
sonarの意識
sonarを意識することでより深い理解を得る会話ができます。
sonarとは、simple,On the one hand,No Arguing,Affirmation,Reframingの頭文字をとったものです。
日本語にすると、単純反射、両側反射、非論争、肯定、リフレーミングです。
それぞれ普段使っているものもあると思いますが、改めて知ることでより意識できたり、効果を実感できると思うので見てください。
今からsonarについてそれぞれ解説していきます。
単純反射(simple)
単純反射とは、相手が言ったことを直接的に、言葉通りに繰り返す。重要なことは、正しい部分を選んで反射すること。さらに知りたいことは何か。相手の言葉で意味があるのはどこか。
これだけ見てもしっくりこないと思うので、まとめると相手の言った言葉をそのまま受け取りそのまま聞くということです。
例えば、子供が今日は学校に行きたくないと言ったら、今日は行きたい気分にならないのね。という感じです。
両側反射(On the one hand)
両側反射とは、相手が2つを相反する考え、相反する感情、相反する事実を述べていたら、要約して反射する。どちら側を選ぶかわからないが、相手はさらに多くのことを語ってくれるので、どちらにしても都合が良い。
これもまとめると、相手の感情と事実をまとめて聞き返す問うことです。
例えば、子供が宿題しないといけないけどいつも疲れていると言ってきたら、疲れているけど宿題をやらなきゃいけないこともわかっているのね。という感じです。
疲れているという感情と、宿題をやらないといけないという事実を要約、確認してあげてます。
非論争(No Arguing)
非論争とは、論争に巻き込まれるのではなく、反射で論争になりそうな部分を調べ、議論しないこと。売り言葉に買い言葉を防ぐことができる。
これもまとめると、相手の話す一歩先をいくイメージです。
例えば、子供が何にでも口を挟むねと言ってきたら、なんでそう思うのという風に返すイメージです。
これは、何にでも口を出すねということに対しての言葉の裏には、いちいち指示しないでということが込められていると考えられます。
そこで、言わないとやらられないじゃない、言わないとできないじゃないと決めてしまうと、論争になってしまいます。
しかし、こちらが疑問形でなんでそう思うのかを聞いてみれば論争は起きずに相手の感情を知れます。
肯定(Affirmation)
肯定とは、否定的な発言は無視し、ポジティブな部分を積極的に探し、その部分を反射することで相手は肯定的になり変化への勇気を持つ。
これは言葉の通りですがまとめると、相手のポジティブな発言に的を当てるということです。
例えば、子供が算数は好きだけど、この問題が解けないと言ってきたのに対し、なんで算数が好きなのかと聞くようなイメージです。
極端な例ですが、相手の発言に対してポジティブな部分だけを捉えるイメージで聞き返し、相手が良い部分を改めて知れるようにします。
リフレーミング(Reframing)
リフレーミングとは、相手の発言を言い換えたりまとめて反射すること。このやり方は鍵となる質問を続けることで、さらに会話を先に進めれるので非常に効果的。
リフレーミングはよく聞く言葉だと思うのでご存じだとは思いますがまとめると、相手の気持ちを察して言葉にするということです。
例えば、部屋の掃除なんて意味ないじゃないか。またすぐ汚れるのにと家割れた時に、終わりのない循環作業だから嫌になるよね、と相手の気持ちを言葉にして返します。
こうすることで、相手は自分のことをわかってくれていると感じてくれます。
人間味のある会話
最後に人間味のある会話です。これは今まで解説してきたことのまとめみたいなことになりますが、柔軟で人間的なやり方をする必要があるということです。
先ほど説明したsonarに関しても一つだけ使えば良いというわけではなくて、それぞれをその場にあった状況で使わなければいけないということです。
あくまで話しているのは機械ではなく人間ということです。そして話す側も人間です。間違えること、倫理観をはずれた考えなどもあると思います。
話すということを重ねることで技術は進歩して行きます。最初は失敗が続くかも知れませんが、機械的な話し方にはならずに、人間味のある会話を忘れずにということです。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます。他の記事も参考にするとより効果的になると思います。
また、このサイトではおすすめ本も紹介しています。おすすめ本では読むことで人生の役に立つような本を紹介しています。実際僕が読んでお勧めできるという本しか紹介していません。
よければ見てください。
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