【目標を実現する】失敗しない目標の立て方

心理学

何かを始めるときに目標を立てるものの、いつも達成できずに終わってしまう、目標が長期すぎて続かない、目標が高すぎて挫折を繰り返す、 このように、勉強や仕事を進めるとき、目標の上手な立て方がわからなく、困る方は多いと思います。

小さい頃から「目標」という言葉を耳にしますが、目標の立て方を教えてくれる人がいたでしょうか。今回は「挫折、失敗、続かない」など、起こさないため、目標の立て方を紹介していきます。

この記事でわかること
  • 目標の立て方がわかる
  • 目標と目的の違いがわかる
  • 挫折した時どうした良いかわかる

行動目標などの目標を掲げる意味

目標は何かを達成したい時、近づきたい時、頑張ると決めた時などに決めることが多いと思います。

目標を立てることで、目標に近づいているという感覚を得ることと、自分が成長できていると実感できるのが最大のメリットです。

勉強でも部活でも私生活でも目標という言葉は多く使用されます。目標に関しての実験は数多く行われてきました。

そこで今回は目標に関する実験をみていき、それに対する行動を考えていきたいと思います。

下記は目標を立てる上参考になるおすすめの本です。

目標設定は柔軟にする

Vince Lombardi
勝者は決して諦めない。諦めた者は決して勝てない

この名言は、アメリカのスポーツやビジネスの信条だとされています。さらに心理学の研究においても逆境の中でも諦めずに情熱を持って粘り強く目標を追求することが美徳とされています。

しかし、どんなに目標を追求しても、生物学的、社会構造的な要因などによって目標は必ずしも達成されるとは限りません。

例えば、成長期が終わってから身長を伸ばしたい、永遠の命を手に入れたいなどです。他にも入社1ヶ月で社長になりたい、月4億売り上げを上げたいなど限りなく不可能あと言えます。

目標を達成することが困難な場合であっても、諦めずに目標を追求することが果たして適応的なのか。こんなことを考える人が多いと思います。

このような問いに対して近年では答えが出ており、目標達成が困難になった時に、目標を諦めることや代替的な目標へと移行することがポジティブな影響を及ぼすことがわかっています。

目標達成が困難な時

  • 同じ領域で別の方法の目的を選択する
  • 同じ領域で目標のレベルを下げる
  • 違う領域で熱の目標を選択する
  • 新しい目標を設定しない

困難な目標への対象方

上記により目標達成が困難な時の対象方法は分かりましたが、実際何を意識すれば良いかはイメージつきにくいと思います。

そこで、269名(男性151名、女性117名、その他1名)平均年齢約20歳、を対象とした実験を参考に困難な目的の対処方法について考えていきます。

実験はアンケート形式で行われ、目標断念、目標内容の調整、目標水準の調整、目標達成方略の調整、目標継続の各5項目を答えてもらいます。

結果は、各5項目とも関係があると認められました。つまり困難な目標への対処は上5項目を意識すれば良いということです。

この研究では各信頼性(内的一貫性)も確認されているため有力だと言えます。このことに伴い上記であげた目標達成が困難な時の考え方もあっているということです。

ここで各5項目についての例をあげてみたいと思いますので参考にしてみてください。

  • 目標断念・・・今目指している目標を諦めること、辞めること
  • 目標内容の調整・・・今の目標の内容を再度考え、他の目標で達成できないかを考えること
  • 目標水準の調整・・・今の目標を小刻みして、自分ができると思うとこまでハードルを落とすこと
  • 目標達成方略の調整・・・今の目標に対してどう進めていくかを再度考え直してみること
  • 目標継続・・・今の目標を続けること

目標の立て方

困難な目標に対してどうすれば良いかわかったところで、最初の目標がなければ意味がありません。

次は本題とも言える目標の立て方について紹介していきたいと思います。

目標を立てる上で上記のことを気にしながら考えた方が効率良く対応できるはずなので、踏まえながら紹介していきます。

目標を立てる順番としましては、自分を知る→最終ゴール(目標)を決める→目標を細分化する→大まかな流れはこのような形です。

自分を知る(マインドフルネスなど)

自分を知ることで何が得意で何が苦手かを知っていきます。例えば継続することが得意だとコツコツできますし、苦手だ辛くなります。

辛くなるということはことは、それに対しての対策も必要になるということです。

この自分は何ができて、何ができないかを知っていき、目標まで妨げとなることを確認します。

知っていると知らないでは状況が変わってくるので大切なことです。下記は自分を知るために役に立つおすすめの書籍です。

マインドフルネス現在に起こっている経験に注意を向ける心理的な過程です。よく聞く言葉で書くと「今を生きる」ということです。

人間は頭の中で未来や過去を行ったりきたりしています。例えば将来はこうなりたい、過去はこうだったなどです。

この行き来が多いため今を生きられてないということでマインドフルネスという言葉が流行ったと感じています。

人類はかなり早いスピードで進化しています。そのためこうなることは必然ですが、忘れてはならないのは今を生きることです。

過去は変えれず、未来は予想が限界です。なので今をどう生きていくべきかを考えて行動することを意識してみます。

マインドフルネスで脳の休息をすることもできます。

マインドフルネスに関してですが、おすすめで一緒に読まないと損をしてしまいそうな本を紹介しときます。

マインドフルネスでは時間の考えがよく出てきます。なのでぜひ一緒に読んで欲しいと思います。

エニアグラムとは9つの性格に分かれている性格診断です。正直、科学的根拠は薄いですが、やってみるのも手だと思います。

経験上、この人はこう、あの人はこうと、自分の中であると思います。それをアンケート形式の質問に答えて判断される形です。

9つのうちどれかの性格ではなくて、どの性格が1番強いかを表すものなので、完全に言い切ることはできません。

最初にも言ったとおり科学的根拠は薄いので参考程度にしてみてください。

もしやってみたいと言う方はこちらからどうぞ。

少し長くなってしまいますが、性格診断という関係でMBTIの性格タイプというものもあります。MBTIの性格診断では16の性格診断が行われます。

MBTI診断の方はエニグラムと違い科学的根拠があります。そして、アメリカの大企業80%以上に採用されています。

長くなってしまうので科学的根拠は割愛しますが、ユングの心理学的タイプ論の考えをもとに開発され、できるだけ性格なテストになるように修正されてきました。

ポイント

  • マインドフルネスを実践してみる
  • エニアグラム診断してみる
  • MBTI診断してみる

MBTI診断に興味のある方はこちらからどうぞ。

下記本は心理学実践編のような本で、普段使えることが書いてり、MBTI診断についても書いているので興味のある方は読んでみてください。

最終ゴール(目標)を決める

自分を知ることができました。次に最終ゴール(目標)を決めます。※以下目標

目標の決め方はシンプルで自分は何がしたいかを決めることから始めます。例えば、毎日豪華な食事を取れるようになる。本を読んで生活したいなどです。

ここでポイントなのが、億万長者になる、大手企業の社長になるということではないということです。これは目標ではなく手段に当たります。

億万長者になるのも大手企業の社長になるのもその先に自分が得たいことが待っているからです。

かといって幸せになる、を目標として立てるのも難しいところです。この場合は自分にとって何が幸せかを知ることが大事で、それを目標にすれば良いという考えになります。

抽象的すぎず、具体的すぎずが目安です。大事なのは自分が何をしている時が1番良い状態かを知り、目標にするということです。

ポイント

  • 自分が何をしている時が1番良い状態かを考えてみる
  • 自分が1番楽しんでいる時を考えてみる
  • 目標が手段にならないように気をつける

目標を細分化する

自分を知り、ゴールを決めるところまで来ました。最後に大事なのが目標を細分化することです。細分化とは言葉の通りですが、目標を細かく分けていくことです。

初期目標、中期目標、初期目標という言い方をします。さらに長期目標の中の初期目標、中期目標と分けても構いません。

目標を細分化することでモチベーションの維持につながります。なぜかというと、最初から高すぎる目標を目指していると自分が今目標に対してどこまで進んでいるのかの認識が難しいからです。

人間は自分が前に進んでいると思うとモチベーションを維持できます。前に進んでいるということを明確化できるように、または認識出るようにするためが最大のポイントです。

例えば、自分を知って、続けることができる・感情を抑えられる・優しくできる、サボり癖がある・怠けてしまうなどを知るとします。

次にゴール(目標)は本を読んで、友達と遊びも適度にしながら生きていきたいとします。

次に細分化をし、本を読むことを続け、友達とも遊びに行きたいなら、時間の自由が効く仕事がいいから在宅でできる仕事をしようとなったとします。そこから、在宅で何の仕事をするか決め、どのくらい稼ぎたいのかなどを決めていきます。

この時にポイントになるのが、自分のダメなところの対策も一緒に練ることです。この例の場合だと、サボり癖があり、怠けてしまうということなので、なぜ怠けてしまうのかサボッてしまうのかを考え先に対策してしまいます。

例えば、携帯を見てしまたり、YouTubeを見しまったりが原因だとすると、携帯を手の届かないところに置いとくや、そういう機器を手の届かないところにしまっておくなど決めたりします。

このように、自分のダメなとこまでも対策することで、挫折ポイントを減らせます。

ちょこっと心理学

キャンディ効果

3人の医者に架空の患者の診断してもらいました。患者はAチーム、Bチーム、Cチームに分かれています。

医者に対して、Aチームは何もせず、Bチームは医療関係の記事を読んでもらい、Cチームはキャンディを上げました。

すると、Cチームは、他のチームに比べて2倍の早さで性格に診断しました。事前に小さな贈り物をすることで、医者のモチベーションに繋げれたということがわかります。

いわゆる、スモールプレゼントです。

何かを頼むときに先に何かをあげることが手段だと言えます。

よくある質問

Q,目標を持つことは大事なのはわかりますが、目標が特にありません。

目標がないのはまだ、したいと思えることに出会えてないか、現状に満足できているかだと思います。前者の場合経験と知識を増やせば出てきます。後者の場合、今の状況を客観的に見てみてください。

雑談ですがよく小学校でも夢や目標を決めるようなことがありますが、あまりにも少ない知識と人生経験なので決める理由がないと思っています。

多くのことを知ってから決めるのが良いと思います。小さい頃から決めるのは自ら狭い道に入り込んでいるようなものだとお思っています。

Q,効果のある心理学と効果の無い心理学があります。なぜですか?

結論人によるからです。絶対効果があると言い切れません。どれだけ多くの人に効果があろうが、ごくわずかな人には効果がないことはあります。

だからこそ、自分に効果のあるものを探しながら自分だけのルーティーンを作るのが大切です。

チャレンジして失敗しての繰り返し、ボトムアップが今の時代にはあってますし、効果的です。

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございます。他の記事も参考にするとより効果的になると思います。

また、このサイトではおすすめ本も紹介しています。

おすすめ本では読むことで人生の役に立つような本を紹介しています。実際僕が読んでお勧めできるという本しか紹介していません

よければ見てください。

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